■ ID
| 1315 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 大気汚染物質によるスギ花粉アレルゲンCry j 1の化学的修飾と3-ニトロチロシンのHeLa細胞に対するアポトーシス誘導能に関する基礎研究
|
■ 著者
| 森田淳
埼玉大学大学院 王青躍
埼玉大学大学院 ?秀民
埼玉大学大学院 仲村慎一
埼玉大学大学院 鈴木美穂
埼玉大学大学院 中島拓也
埼玉大学大学院 関口和彦
埼玉大学大学院 中島大介
(独)国立環境研究所 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| エアロゾル研究、Vol.27、No.1、71-77、2012 |
■ 抄録・要旨
| 近年、関東地方でスギ花粉症の有病率が増加している。この原因の一つとして、我々は、免疫反応を引き起こすアレルゲンタンパク質に含まれ、その免疫原性を高める3-ニトロチロシン(3-NT)に着目した。本研究では、大気中のスギ花粉アレルゲンCry j 1の粒径別濃度を測定し、3-NT含有Cry j 1の粒径別相対量を調べるとともに、その生体影響を評価するための基礎実験として、上皮様細胞であるHeLa細胞に対する3-NTのアポトーシス誘導能を調べた。その結果、Cry j 1は、交通量の多い都市大気中では、主に粒径範囲1.1μm以下に存在することがわかった。また、都市大気中の3-NT含有Cry j 1を初めて検出することに成功し、それは粒径範囲7.0μm以下に多く存在した。さらに、3-NTは、HeLa細胞のアポトーシスを誘導したことから、3-NT含有Cry j 1も同様にHeLa細胞のアポトーシスを誘導する可能性が考えられた。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |